しょいちの夢への軌跡~第6章~(全8章)

教員のお金術

第6章:配当金と株主優待に出会って知った、株の“ほっこり力”

デイトレードで感じたスリルと達成感。でも、同時に気づいたのです。

「毎日こんな緊張感を抱えていたら、心が疲れてしまうかもしれない」と。

そんな時期に、私の投資観を大きく変える出来事がありました。初めての配当金通知と、株主優待のお知らせ。

スマホに届いた1通のメール。証券会社から「配当金振込のお知らせ」。金額は数百円。でも私はそのとき、思わずニヤけてしまいました。

「あれ?持ってるだけで、お金が入ってきた…?」
この瞬間、投資に対するイメージが180度変わったのです。

配当金=“働かなくても入ってくるお金”という衝撃

投資を始める前は、「配当金って、お金持ちがたくさんもらうもの」だと思っていました。

でも実際は、私のような初心者が保有していた1株でも、ちゃんと利益の一部が分配される。それが“配当金”の力なんです。

それから私は、高配当銘柄に注目するようになりました。銘柄選びの基準も、「短期で上がりそう」ではなく、「安定して配当を出している企業」「連続増配している企業」へとシフトしました。

高配当株を見るときのチェックポイント

  • 配当利回り:3〜5%程度が目安
  • 配当性向:50%以下が理想的(無理のない分配)
  • 業績の安定性:売上や利益が安定しているか
  • 過去の配当履歴:減配していないか

株主優待の“楽しさ”に目覚めた瞬間

そしてもうひとつの魅力が、株主優待

最初に届いたのは、某食品メーカーの自社商品詰め合わせ。中にはレトルト食品やドレッシング、スープセットなど、普段買わないようなちょっと贅沢な品がぎっしり。

届いた瞬間、思わず「ありがとう…!」と声が出ました(笑)

投資というと「数字ばかりの世界」と思っていたけれど、こうして“生活に届く実感”があると、一気に身近に感じられるのです。

初心者におすすめの株主優待(2025年時点)

  • オリックス:カタログギフトが魅力
  • イオン:キャッシュバック優待カード
  • すかいらーく:外食券で家計が助かる
  • 日本マクドナルド:食事券で子どもも喜ぶ

「毎月の給料」以外の“ご褒美”があるということ

教員という仕事は、月給制でボーナスもほぼ決まっていて、変化が少ない。それは安心だけど、反面どこか味気なさもある。

でも、株主優待や配当金があると、ふとした日に小さな楽しみが届くんです。

  • 月末に配当金が数百円入っていて、コンビニスイーツを買える
  • 3月に株主優待が届いて、家族で外食に行ける
  • お中元感覚で届くカタログギフトを選ぶ楽しみ

これが、「投資って生活を少しだけ豊かにしてくれる」と感じた瞬間でした。

配当投資は、心を安定させてくれる投資法

デイトレードでは1分ごとに株価が気になっていた私。でも、配当狙いで長期保有している株は、多少下がっても「まあ配当あるしな」と思えるようになります。

これは、精神的な安定剤のようなものでした。

株を持っているだけで、企業が頑張って利益を出し、その一部を還元してくれる。

「私って、この会社の一部のオーナーなんだ」
そう思うと、経済ニュースも他人事ではなくなってきます。

まとめ:数字じゃなくて“感情”が満たされる投資がある

この章では、私がデイトレードの世界から一歩引き、配当金と株主優待という「心がほっこりする投資」に出会ったエピソードをお伝えしました。

投資=儲けるため、という視点ももちろん大事。でも、それだけでは疲れてしまう。

投資には、「持っているだけで、嬉しい」「生活の中でちょっと豊かになる」そんな“やさしい価値”もあるということを、多くの人に伝えたいです。

次章では、積立NISAとの出会い。配当や優待とはまた違う、“時間を味方につける投資”について綴っていきます。

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