しょいちの夢への軌跡~第2章~(全8章)

教員のお金術

第2章:元ビジネスマン先生との出会いと、投資の勉強が“本気”になった日

「投資を始めたい。でも何から手をつけていいかわからない。」

証券口座は開いた。けど、そこから先が怖い。画面には「〇〇証券へようこそ」と書かれてるけど、何をどうしていいかわからない。買う?売る?何を?いつ?いくら?

そんな私を救ってくれたのが、転職組の先生でした。前職は金融系企業に勤めていたという異色の経歴。私は勝手に「先生たるもの、教壇一筋」だと思っていたので、その話を聞いたときは驚きました。

でも、その先生がいたことで、私は“お金について話してもいい空気”を感じられたんです。

「投資ってさ、人生設計の一部なんだよ」

そう語るその先生は、投資=お金持ちの道楽、というイメージを一蹴しました。

「投資って、別に大金持ちになるためだけにやるんじゃない。むしろ、“将来困らないために今できること”だと思った方がいいよ」

これを聞いたとき、私はハッとしました。どこかで私は「投資=儲けるもの」「ズルいお金の増やし方」と思い込んでいたんだと気づいたのです。

投資とは、“今のうちから未来の自分に備える手段”。この考え方が、私の中のスイッチを入れました。

独学に限界を感じていた私にとっての「学びの師」

それまでYouTubeや本で必死に独学していたけれど、正直つまずいていました。

  • 専門用語が多すぎて、話が頭に入ってこない
  • 用語の意味がわかっても、行動に落とし込めない
  • 結局、何を買えばいいのか決めきれない

そんなときに、「人から直接教えてもらう」という体験は、まさに救いでした。質問すればすぐ答えてくれる、実体験も交えて話してくれる、何より「自分も最初は怖かったよ」と言ってくれる。

私はこの先生との出会いで、ようやく“学びが実行につながる感覚”を得られたのです。

初心者が投資を始めるまでのステップ

  1. 証券口座を開設(楽天証券やSBI証券など)
  2. 少額で「身近な企業」の株を買ってみる
  3. 経済ニュースや企業の決算に少しずつ慣れる
  4. 利益を追うのではなく「続けること」を意識

図解:初心者におすすめの投資スタートモデル

「最初の1株」は、買った瞬間がすでに勝ち

私はこの先生の勧めで、某飲料メーカーの株を1株だけ買いました。値段は1300円。ちょっとしたランチ1回分。でも、投資未経験の私には、心が震えるような出来事でした。

注文をクリックしたあと、保有銘柄一覧に「〇〇株式会社 保有株数:1」と表示された瞬間、私は思わずスクショを取りました(笑)。

なぜなら、それは“未来の自分に向けた行動”を、初めて実行できた証だったからです。

投資を学ぶ3つの視点:知識・行動・感情

投資を勉強していて強く感じたのは、「知識だけでは動けない」ということ。だから私はこの3つを意識するようになりました。

  • 知識:言葉の意味やルールを正しく学ぶ
  • 行動:少額でも実際に投資してみる
  • 感情:怖さ・不安を“記録”することで自分の投資心理を知る

とくに「感情」の部分は、実際に投資をしたからこそ得られる学びです。株価が下がったときに「売っちゃいたい!」と思う。上がったときに「もっと買っとけばよかった…」と後悔する。

この“揺れ動く心”を体感することこそ、投資の真の勉強なのだと今は思っています。

証券口座を作ったけど、その先に進めない人へ

私のように「口座は作ったけど、そこから進めない…」という人は多いはず。そんな人にこそ、こう伝えたいです。

最初の株は、人生を変える“きっかけ”であって、成果を求めるものじゃない。

投資は、継続することで力になります。最初から大きなリターンを狙わなくてもいい。むしろ、失敗していい。最初は「動くこと」が何よりの価値なんです。

まとめ:人との出会いが、投資との距離をぐっと縮める

この第2章では、私が“学びのステージ”から“実行のステージ”に移ったきっかけについてお話しました。もしあの先生に出会っていなかったら、私はまだ証券口座の中身が空っぽだったかもしれません。

投資は一人で学ぶこともできる。でも、誰かと話すことで「視点」や「不安」が整理されます。そして、最初の1株を買うことで、「投資をしている人」の仲間入りができる。

あなたも、1歩ずつでいい。難しく考えすぎなくていい。次章では、実際に私が経験した“投資での失敗談”を包み隠さずお話しします。

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